広島県のマナー・コミュニケーション講師前田明子です。

人生の転機に関するウィリアム・ブリッジズの理論があるのですが、
これがね、なかなか興味深いのです。

ブリッジズは人生は転機の連続だと言っています。
中でも興味深いのは、
転機のプロセスは、終わり(何かが終わる)⇒ニュートラルゾーン⇒始まり(何かが始まる)
つまり何かが終わると何かが始まるという順番ですね。
その間のニュートラルゾーンとは、いわゆる自分と向き合う時間。
終わることは同時にプロセスの始まりであると述べているのです。

これはね、ワタクシ結構身に覚えがあるんですよねー。
長い間仕事をしていた場所が、突然本をパタンと閉じるように終わってしまったり、
長い間親しくしていた人が、なぜか急に離れてしまったり、
終わることは痛みを伴いますが、同時に何かの始まりのサインでもあったりします。

何かを手放すと何かが始まる。

今までとらわれていた価値観や、考え方の癖、こり固まった考え方を手放すと
何かが始まるかもしれませんね。

終わることに臆病にならないでほしい。

明日は立春。
何かを手放して何かを始めるには最良の日です。